2月23日の夢(拉致された女性)

 山へ行き、急坂を登っていく。最後は垂直のはしごをよじ登って、向こう側へ降りようとするのだが、向こう側に人がいてじゃまだ。「この野郎」と思いながら、向こう側へ降りてみると、そこは観光バスの中。乗客達からぼくの方が白い目で見られてしまう。
 川の中に木製の杭が沢山打たれ、その杭にぼろぎれが幾つもひっかかっている。実はここは25年前にヨーロッパの観光地で、甘い言葉で宗教団体に引き込まれ、拉致された女性の“家”なのだ。ここは関西で、彼女は今は関西各地のさまざまな場所で講演をして、結構な有名人になっている。ぼく自身も彼女の講演を聴いたことがある。しかし、いまだにこんな水上の巣のような生活をしているのだ。そんなことを連れと話しながら歩いていると、ちょうどその女性とすれちがった。彼女は今は中年で結構太ってしまっている。
 突然、足の痛みを覚える。見ると、足の甲を毒虫が這っている。痛いのに、ぼくは自分でとろうとせず、連れの女性(男性かもしれない)に取ってもらおうとする。

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