6月21日の夢(銀座で対談)

 歳末の銀座のオフィス。場所は八丁目あたりだ。通りを隔てた反対側の店を会場に、詩人のA氏と誰かが対談することになっている。通りを渡って、会場の店に入る。左手に狭い部屋。右手に広い部屋があり、椅子もテーブルもすっかり片づけられている。真ん中に座っている頑固そうな店主に「対談の方、よろしくお願いします」と声をかけると、彼は「対談? そんなものはダメだ」と言う。ぼくは「いや、既にここを会場として予約済みなんですよ」と言う。店主は「そんならいい」と態度を変える。
 また通りを渡ってオフィスに戻り、対談の準備をする。A氏は座卓に正座をして読書中だ。ぼくはトイレに行く。便器の代わりに衣服や布団が丸めて置いてあり、これに用を足せばいいらしい。トイレの足元の白いシーツの中に誰かが寝ていて、ぼくはそれを踏んづけてしまう。

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