3月24日の夢(電車事故)

 ぼくは電車会社の社員で、研修会に出席している。参加者がどんどん詰めかけ、ぼくは長円形の会議テーブルからはじきだされんばかりだ。
 支店に所属する電車が事故を起こしたという知らせが入り、ぼくは救援に駆けつける。負傷した社員たちが床に寝かされている。外のレールの上には一両編成の電車が前部の壊れたまま放置されている。ぼくは支店の書類を無事なものと、破損してしまったものにより分けて、積み上げる。通りかかった男性が壊れた支店を眺めて、「これは風で壊れたのですか」と尋ねる。ぼくは「違います。事故に遭ったんです。電車はそこにいます」と指さす。社長がやってきて、黙って一枚の手書きの紙を置く。それは事故のおわびに、社員に一か月分のボーナスを支給するという計算書だ。それを見ているうち、ぼくの目から涙があふれ、ぼくは激しく嗚咽する。

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3月24日の夢(電車事故) への2件のフィードバック

  1. 夢前孝行 のコメント:

    こんなに微に入り細に入り夢を具体的に書ける才能は
    日本広しといえども一色さんだけだろう。
    予定調和でもないし
    起承転結でもない。
    勧善懲悪でもない。
    まさに夢の出来事。
    夢だから訳が分からないストーリーなのだ。
    それでいてチャンとした読み物になっている。
    ちゃらんぽらんなのにチャンと筋が通っている。
    この矛盾した出来事を1つの読み物にする
    手練手管は賞賛に値する。

  2. 夢前孝行 のコメント:

    こんなに微に入り細に入り夢を具体的に書ける才能は
    日本広しといえども一色さんだけだろう。
    予定調和でもないし
    起承転結でもない。
    勧善懲悪でもない。
    まさに夢の出来事。
    夢だから訳が分からないストーリーなのだ。
    それでいてチャンとした読み物になっている。
    ちゃらんぽらんなのにチャンと筋が通っている。
    この矛盾した出来事を1つの読み物にする
    手練手管は賞賛に値する。

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