4月2日の夢(高等遊民)

 雨の夜、ぼくと女友達は原宿をさまよう。そこはラフォーレの裏の丘で、何度も四つ角を曲がり、ようやく目指すラフォーレにたどり着く。
 そこで元気でおしゃべりな初老の大学教授が、ぼくらを指して「高等遊民だ」と主張する。ぼくは「いや、ぼくらはかつかつの生活をしている」と否定するが。教授は意見を変えない。そこでぼくが「四十時間ぶっ続けの映像編集の仕事にスタジオに入り、三十時間目に大停電が起きて、せっかく編集した映像がおしゃかになった事件」について話すと、ようやく教授はぼくらが高等遊民ではないことに納得してくれる。

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