8月1日の夢(ホテルでのんびり)

 ホテルの部屋で目を覚ました。今日は仕事もなく、慌てることは何もない。部屋に常備してあるビニール袋の中に親指ほどの大きさの安全カミソリが入っている。その一つを取り出し、頬の髭を剃る。デスクの上は書類でいっぱいで、その中で光が点滅している。音を消したラジオの音量を示すインジケーターの光らしい。いや、これはもしかしたらケータイの着信を示す光ではないだろうか? と思っているうちに、安全カミソリがどこかへ行ってしまった。まあいいか。ビニール袋から二つ目のやや大きな安全カミソリを取り出す。デスクの上に新品のシャツがあるのが目に入る。以前の泊り客が忘れて行ったものかもしれない。ぼくのものにしていいだろうか? テレビにニュースが映し出されている。犯罪者の二〇代の男を四〇代の男が匿っていたという。時計を見る。11時だ。でも、今日は暇なので、何も慌てることはない。

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