12月24日の夢(本を買う)

 テレビで「かたのがはら」という場所の歴史が特番をやっている。昔ここで大きな洪水があり、そこから人々が立ち上がった歴史が現在の「かたのがはら」を形づくっているのだ。その物語を書いた本が今ベストセラーになっているという。それを見た家族みんなで本屋に買いに行くことになる。
 年老いた祖母を含め、みんなで本屋のレジに向かって一目散に走る。ぼくがトップでレジに到着するが、肝心の本を持ってくるのを忘れた。しまった! と叫んで、また脱兎のようにショッピングセンターの楽器売り場を駆け抜け、書籍売り場に向かう。走りながら、ぼくは本当に「かたのがはら」の本を欲しかったのだろうか? 本当に欲しいものが別にあるのではないかと思い始める。

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