1月16日の夢(水びたしの世界)

 会社の二階で働いている。ぼくの机の上は原稿や校正などでいっぱいだ。一階に席がある中年女性のスタッフが、自分の制作物のためにぼくの作品を参考にさせてほしいと言って、二階に上がって来た。彼女が貸してほしいというのは、コミックとコピーの組み合わせられたものだが、それはまだ未定稿なので渡せないと、ぼくは断る。
 会社を退出して帰宅しようとする。いつも通る丘の上だが、あたり一面が冠水していて、見た渡す限り水びたしだ。気づくとぼくは泥の中に膝まで入り込んで、動くのもやっとの状態だが、幸いなことに膝まである長靴をはいているのがせめてもの救いだ。

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