6月13日の夢(乗り間違える)

 かつて在籍していた原宿にあったS社の屋上で数人と談笑している。中には詩人の清水兄弟もいて、俳句などの話題で盛り上がる。そこへ女性長老詩人の白石さんが現れ、ぼくについてくるように言う。
 彼女は森の峰道を飛ぶように歩いていくので、ぼくはすぐに彼女を見失ってしまう。道には大きな蜘蛛がたくさんぶらさがった木が何本も立っていて、その下を潜り抜けるたびにぼくは崖から落ちそうになるが、なんとかこらえる。
 たどりついたところはイベント会場で、宇宙人の話をテーマに講演が行われている。しかし、話は中途半端に終わってしまい、なんとなく流れ解散のような雰囲気になる。考えてみると、原宿でぼくは自分の合評会を二時から主宰する予定だったのに、もう一時間半も遅刻している。慌てて最寄りの中野駅から電車に乗る。
 気がつくと、電車は大きな川を渡っている。新宿に戻るつもりが、反対の電車に乗り違えてしまったのだ。次の駅で、乗り換えなければと思う。

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