12月5日の夢(エレベーターで行く異世界)

 会社が夏休みに入ったのに、忙しくてたまらない。オフィスに泊まり込もうと思う。しかし二階のぼくのデスクのある部屋に行くと、そこは既に若手社員たちに占領されていて、ぼくの寝る余地がない。ぼくは憤然として一階の社長室に怒鳴り込もうとエレベーターに乗る。けれど、そのエレベーターは下ではなく上へ行くものだった。えっ、この建物に三階があったっけ?! と思う間もなく、三階のドアが開いた。驚いたことに、そこには緑の大草原と遠くの森、真っ青な空が広がっていた。四階に行ってみる。そこにはまた別の異世界風景があった。
 会社の二階のエレベーターホールにいる。工事現場の木製足場のような不安定な場所。ぼくは手に二種類の薬壜を持っているが、その二つとも落としてしまう。一つはすぐ足元にあったが、もう一つは床板の隙間から下の階に落っことしてしまった。一階に降り、海水浴場の砂浜のようなエレベーターホールを探すが、どうしても見つからない。

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