11月5日の夢(二人の息子)

 ぼくには二人の息子がいる。小学校中学年と低学年くらいの元気な男の子だ。その二人が一枚の皿を貸してほしいという。何かのお供えに必要らしい。庭に埋めた動物のお墓にでも要るのだろうか。ぼくは広い庭を通って、戸外にある台所に皿を探しに行く。広くて草が生えている庭は左右二つの部分に分かれており、その境目には木製の敷居がある。右の庭の台所でぼくは二枚の円形の白い皿を息子たちに見せるが、二人は「こういう皿ではない」と言う。最後に金属製で魚の形をした黒茶色の皿を見つけ、これなら大丈夫と自信を持って二人のところへ持って行く。二人は敷居を越えた左側の庭にいる。そして「ぼくたちの探しているのはこんな立派な皿ではない。いつもお供えに使っているような、汚れた皿でいい」と言う。ぼくは「それならここで探しなさい」と言って、左側の庭の少し小高い場所にある皿置き場に二人を導く。そこには欠けたり汚れたりした皿が何枚も置いてある。二人は台に登って皿を探し始める。

 ぼくは家に入り、妻のそばへ戻る。ぼくが玄関を閉め忘れたのだろうか。いきなり若い男がやってきて、背丈以上もある大きな黒い機械をどしんと音をたてて入り口に置き、「これの修理ができました」と言う。ぼくは驚くが、そういえばこの機械を先日前金を払って修理に出したんだったと思い出す。

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