7月31日の夢(分科会と危ないバス)

 妻の希望で何かのシンポジウムの会場に行く。分科会になり、ぼくらはあまり人気のない分科会の部屋を選ぶ。それでも座れないといやなので、ぼくは人をかきわけて部屋に入り、すばやく奥の中央の席を妻と二人分確保する。なんだかサイズの小さな椅子と机で、この会場は幼稚園らしい。予想通り分科会の参加者は少ない。「これでは、主催の役員席の方が客席より人数が多いわねえ」と、役員席に座ったおばさんが、苦笑している。
 いつのまにか夜になり、ぼくらはこの部屋で寝ている。トイレに行きたくなったぼくが起きてみると、妻は部屋の出入り口のところに布団を敷いて、廊下にはみだしてぐっすり眠っている。妻を起こさないよう、またいで廊下に出る。廊下には大きな椅子を2脚持ち出して、椅子に腰掛けた姿勢で寝ている老夫婦がいる。邪魔だが、なんとか脇を通り抜ける。すると、そこはロビーのように広々とした空間。ぼくの前を若い男が歩いている。彼もトイレに行くのだろう。彼の後を追うようにして、トイレに急ぐ。
 観光バスに乗る。ぼくの席は運転手の隣の助手席のようなところ。前は全面がフロントグラスで、景色は素晴らしいが、事故が起きたらやばいなあとちょっと心配になる。バスは出発して、まず坂を駆け下りる。勢いがついているので、麓の建物に衝突しそうになる。寸前で止まり、カーブを切る。そこから川の堤防の上をバスは走る。雨の後で堤防道路は黄色い水たまりになっている。その水たまりをあえてバスはスピードを上げ、水をばしゃばしゃ跳ねとばしながら疾走する。本当に水の下に道路はあるのだろうか。とても不安だ。

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