7月28日の夢(地下の宗教帝国と三重の扉)

 かつて大事件を起こした巨大な新興宗教が支配する地下帝国の見学が許された。数人の男女が集合し、地下に降りるエレベーターに乗る。副司令官だという人が挨拶に来たが、彼は口がきけないらしく、ひとことも喋らない。

 エレベーターを降りると、眼前に地下の川が流れ、それに沿って丘が続いている。川は遠ざかるにつれて道路に変わり、そこを沢山の車や人が行き交っている。反対側には山があり、一人の女性が「あっ、これ分かる!」と叫んで走り出し、姿が見えなくなる。

 さらに進むと、建物があり、内部に通じる扉を守るように寄りかかったまま、男性の信者が眠っている。信者を起こさずに中に入ろうと、扉を静かに開ける。しかし開いた扉の向こうはまた、襖のような扉だ。それを開けるとまた扉だ。無限に扉が続くのかと不安になるが、三重の扉を開けると部屋に出ることができた。その部屋にもどこかへ続く三重の扉があり、今度は寄りかかって女性信者が眠っている。ぼくはその扉を開けて、地下の帝国のさらに奥にと進んでいく。

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