4月7日の夢(アメリカで歌手になる)

 アメリカで歌手デビューし、トランプタワーのような超高層ビルのレストランで歌うことになる。ぼくを含めて三人の男性歌手がビルの入り口で出演順を待つ。一人一人エレベーターで昇っていき、いよいよ最後のぼくの出番が来た。派手な服を着て昇っていくと、そこは狭くてフロア全体の見通しもきかないような、安食堂だった。それでも中年以上の太ったアメリカの夫婦連れを前に、ぼくは美しい高音で持ち歌を無難に歌いこなした。出番を終わり、退出しようとすると、主催者らしい女性が近づき、「あなたの想像したのとは違っていた?」と声をかけてきた。

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