4月5日の夢(しゃべるお面)

 自宅の二階へ上がる。仏壇のような場所に飾られている赤い風車のようにも見えるお面が突然ぶつぶつと喋り出す。以前何げなく拾ってきて置いておいたものだ。怪しいので引っ掴むと、階段を降りて外に走り出て、水溜まりの中に突っ込み、さらに上から靴で踏みつける。しばらく靴の下で抵抗していたが、間もなく水中にくったりと沈んだ。見回すと、あたりは戦後の頃のような舗装されていない地面で、向かい側の崖の上は鉄道の工事中だ。ヘルメットをかぶった工夫たちの姿が出たり入ったりしている。

カテゴリー: パーマリンク