川に向かって歩いている。雨が降っている。川のそばには病院があって、いつもそこから看護婦がこちらへ向かって歩いてくるのを途中でつかまえ、診察カードを渡して「薬だけお願いします」と言うと、看護婦は病院に引き返して、薬を持ってきてくれるのだ。しかし、今日は看護婦が誰も外へ出てこないので、自分で病院まで行った。「まずトイレを貸してください」と言うと、看護婦が「トイレは上にあります」と言って、螺旋階段を登っていく。しかし、病院の建物は細い円筒形で、看護婦一人しか内部の階段を登ることができない。ぼくは外側に取り付けられた階段を登るのだが、それは階段というより、穴の中に垂直に立てられた梯子に過ぎない。ぼくの下から、小さな少年とその父親も昇ってくる。ぼくは「ここが難しいんだよな」と言いながら、親子に励まされて、てっぺんで自分の体を上の床にようやく引き上げる。
昇ってみると、そこは地下街のようなところで、大きな白っぽいトンネルの中に地下商店街が広がり、黙々と主婦らが買い物に行き交っている。右手に少し小さなトンネルの入口があり、そこには下水のような川が流れている。きっとトイレはこっちだろうと思い、そのトンネルへ行きかけるが、上方からさっきの父親が「左だよ」と注意してくれる。よく見ると、商店街の方に「トイレ」と書いた矢印の看板がぶら下がっていた。
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この夢、とても面白いですね。空間が捻じれているみたいで、興味深いです。夢のなせるわざ?!
エッシャーの版画よりねじれてますよね。本当は言葉では言い表せないほど、もっとねじれていたのですが、描写するのはこれが限界。