2月11日の夢(死んだ男)

 今朝、一人で寝ているのに、左肩を指先で2回とんとんと叩かれ、寝返りを打ちましたが、眠かったのでそのまま寝ていました。同じ頃、妻は玄関のチャイムが鳴るのを聞いたそうです。ちなみに、ぼくの夢には十年以上前に死んだ人が現れました。暖冬だけど、まだ彼岸には早すぎ。
(夢ここから)会社に行くと、死んだはずの元社長Nが社長の席に座って、仕事をしている。席にいるのは、ぼくとNだけだ。
 北の窓を開けて、通行人の男が顔を出し、「○○のコンサートへ行くところなのだが、○○はどこにあるのでしょうか?」と尋ねる。そういえば、ぼくはそのコンサートのチラシをたった今、宅配便の中に封入したところだった。だが、記憶している限りでは、○○のコンサートは今日ではなかったはずだ。「えっ? ○○は今日ではないのでは?」と、ぼくは男に言い、チラシで確かめようとする。でも、せっかく封をしたばかりの宅配便をまた開封したくはない。「すみません。見つかりませんでした」と、ぼくは男に謝る。
 今度は窓から十代の女の子が顔を出して、やはり道を尋ねる。ぼくが答えようとすると、突然Nが居丈高に「窓を閉めろ!」と命令する。社長命令なので、聞かないわけにはいかない。女の子に「時間がないので」と謝り、窓を閉める。外で女の子が友達に「教えてくれないんだって。ケチ!」と言っているのが聞こえる。
 Nの命令なんか聞きたくもないが、この男はすぐに癌で死ぬ自分の運命を知らないのだ。それを思うと、腹も立たないや、と思う。

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