4月19日の夢(学生に戻る)

 ぼくは学生で、レストランのカウンター席で、友人の母親(母親だけで、友人の姿はない)のご馳走になっている。ご馳走を食べながら英語の予習をしている。ぼくはこのレストランにいる間しか、勉強をしない学生なのだ。テキストの中の知らない単語を一つ一つ辞書を引き、その意味をテキストに鉛筆で書き込んでは、訳文を作っていく。幸い、すらすらと訳文はできていく。どのあたりまでやれば次の授業の予習として十分だろうか? ところが気がつくと、まだ辞書を引いてない部分のテキストの本文の、難しい単語に既に訳が書かれている。ぼくの前に誰か女子学生がこのテキストを使っていて、やはり予習のために意味を書き込んでいたのだろうか? 突然、隣に座っていた友人の母親が「デザートは何にする?」と声をかける。「デザートは何でもいいです」と答えるぼくに、彼女は「そうよね。一色さんはいつも何でもよかったのよね」と言う。そして、ふとカウンターのかたわらを見ると、既にガラスの器に入ったデザートの盛り合わせが来ていた。

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