7月3日の夢(海の幸弁当)

 今日はお正月休み明け、最初の出勤日だ。町田の玉川学園(この場合は地名)に住む英語の先生に原稿依頼をしようと、電話に手を伸ばすが、電話帳には同じ名前の人物が二人いて、どちらが目指す相手なのかはっきりしない。引き出しから自分の手帖の住所録を取りだし、確認しようとするが、そこにはその名前は載っていなかった。当惑するが、時計を見ると、もう12時15分過ぎだ。とにかくお弁当を食べてしまおうと思う。
 お弁当は年末の休み前に買い込んでおいたもので、新鮮な海の幸だ。ナマコのような海底に棲む生き物が、生きたままパックに入っている。10センチから15センチくらいの大きさのものを2匹取り出し、小皿に入れてお醤油をかける。長い休みがあったのに、よく生きていたものだ。それにしても、いくら新鮮とはいえ、よくこんな食材を買い込んだものだと、自分に呆れる。一匹は上半身を振り回して、盛んに暴れる。包丁かナイフがあれば、小さく切って食べられるのだが、こんなに暴れるものをデスクの上で食いちぎるのは無謀だ。そちらを食べるのはあきらめて、おとなしい方を口に入れ、なんとか噛みちぎろうとするが、そいつはお餅のように長く伸びて、とても噛み切れそうにない。

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