10月11日の夢(死球)

 気がつくと、ぼくの隣にSくんが座った。Sくんはこないだいざこざがあって、精神的にバランスを崩して職場を辞めた同僚だ。イアホンでラジオの高校野球中継を聴いている。今まで負けていたチームが逆転したらしく、「逆転だ!」と叫ぶ。
 「○高校のピッチャーはボールをすぐに返球するが、相手高校の投手はなかなか返さない」と言う。どうやら、ボールが当たって死んでしまった選手がグラウンドに放置されているらしい。「そのため、ボールがその死体に当たると、ボールも死んでしまうんだ」と、ぼくに解説してくれる。

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