7月16日の夢(鼻の穴地下道)

 駅の地下道から地上に出た後、また駅に戻る。地下道への入り口は、さっき出たときは普通の階段だったのに、今度はチューブ状の穴になっている。人一人がやっと通れるような太さのトンネルが二つ、ちょうど鼻の穴のように左右に並んでおり、しかも真ん中の壁がなく、くっついているのだ。そこに体をねじ込むようにして入れ、左側の穴を滑り台のようにしてなんとか滑り降りていく。
 講演会のような場所で、チームを代表してぼくは研究発表をしている。もう何度もいろいろな場所で発表してきたので、すっかり慣れて度胸もつき、今度も絶対成功すると思っている。ところが、いざ立ち上がって発表しようとしたところで、原稿を忘れてきたことに気づいた。えーっ・・・と言ったまま、言葉が出ない。不自然に長い沈黙の後、口からでまかせで「私たちは夢というものについて、長い間研究してまいりました・・・」というようなことを、いかにも落ち着き払ってしゃべる。しかし、その後が全く続かないので、立ち往生してしまう。

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