3月18日の夢(悪夢)

 ぼくはベトナムに部屋を借りて寝ていた。真夜中に隣の部屋でエレキギターをかき鳴らす音がして、うるさくて目が覚めた。室内は真っ暗だが、薄明の中で、枕元の壁に今まで知らなかったドアが開いているのが見える。ドアの向こうはどこへとも知れず、続いている通路。
 怖くて、手の届くところにあるスタンドのスイッチを手探る。しかし、電気が点かない。半身を起こして、天井からぶらさがっている蛍光灯のスイッチの紐を引く。でも、やはり反応はない。怖くなって、せめて窓を開けようとするが、開かない。
 怖いから、眠ってしまい、目が覚めれば夜が明けているのではないかと思う。強引に眠る。また目が覚める。やっぱり同じ部屋にいる。

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3月18日の夢(悪夢) への1件のコメント

  1. 一色真理 のコメント:

    これも、後で気づいたのですが、今繰り返し読んでいる某詩の研究会に提出されたYさんの作品に「はやく蛍光灯をつけなければ/闇—-/ひもの位置はどこですか」という行があります。この夢はその詩からの夢送りのようです。

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