8月10日の夢(中国製万年筆)

 妻と車で息子の家を訪ねる。息子が今夜、劇に出るので、それを見に来たのだ。ふと気づくと、もう夜の9時過ぎだ。ぼくは妻に「こんなに遅くから始まるの?」と尋ねる。忘れていたのだ。慌てて会場に駆けつけると、とっくに息子は一人で劇への出演を終えていた。「あいつもおとなになったね」と妻と言い合う。
 ロシアからピアニスト兼歌手が公演にやってきた。ここは会社なのだが、学校のようでもある。公演は大ホールでやるのかと思ったら、1時間目にぼくの席のある教室で行われることになった。彼女のトークに感激して、ぼくは万年筆を買う。使っているとインクがなくなったので、補充しようと解体する。補充して再び組み立てようとするが、壊れてしまってもう使えない。中国製万年筆だったのだ。失敗したなと思う。
 そういえばこの時間、ぼくは受けていたピアノレッスンの発表会に出なければならなかったのを忘れていた。全く練習していない。ソロではなく、みんなで一緒に合奏するのだから、失敗してもそれほど目立たないとはいえ、やっぱりさぼることにする。

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