12月24日の夢(タクシー)

 銀座から帰ろうとしている。電車に乗る。都電のようにクラシックな車両で、内部には労働者がいっぱい。年の瀬の労働争議のため、昔の電車を記念に走らせているのだという。タイミングよく記念すべき電車に乗れたな、と思う。
 この電車に乗れたおかげで、新宿まで意外に早く戻れた。ここからあと10分ほどで家まで帰りたいが、ここからは電車はない。タクシーを拾おうと道路へ出る。ちょうど目の前でタクシーが一台、舗道に乗り上げて苦労してUターンしていく。それをやり過ごし、右の方から「空車」のサインを出して走ってきたタクシーに手を上げる。運転手は「わかったむという印しに手を上げるが、視線の方向がぼくとは違う。見ると、道路中央でやはり手を上げていた男がいて、その男にタクシーに乗られてしまう

 ここまで来たのに、なかなかタクシーはつかまらない。

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