6月25日の夢(事故)

 見知らぬ女性と連れだって映画館へ行く。映画のあと、2人で食事に行くつもりで、トイレに行った彼女を待っていると、「お待たせ」と言って帰ってきたのは巨漢詩人のOくんだった。巨大な白い袋に入った荷物を持ち、上着を抱えている。それ対してぼくは軽装なので、外に出たら寒いのではないかと心配になる。
 
 妻の運転で車に乗っている。前を走る車と追突しそうで、怖い。と、両者の間を走っていたバイクの青年が前車に接触し、べりっと服が破れる。その瞬間、前車はスピンして横転した。ぼくらの車は急停車し、幸い事故に巻き込まれるのはのがれたが、前車が爆発したりしたら大変なので、妻に「早くドアを開けて。脱出しなくては」と叫ぶ。無事外に出ると、前車を運転していた初老のおじさんも無事で、「やあ、怖かったですねー」と言う。
 そこへ事故の当事者たちの心理カウンセラーをする女性がやってきて、「ここは場所が地理的に分かりにくいですね」と言う。確かにビルの谷間で、ぱっとしない場所である。彼女は電話をかけて、あちこち手配し、すぐそばのワンルームマンションの一室にぼくらを案内してくれた。ここで心を落ち着かせるようにと言う。しかし、マンションは壁が透明で、外が丸見えである。食事が用意された。ソファに窮屈に二人掛けしていたぼくら夫婦が遠慮しているうちに、他の人たちは床に置かれたテーブルについて既に食べ始めている。慌てて座ろうとすると、もう席がなく、少し離れた小さなテーブルでやっと食事にありついた。

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