10月3日の夢(部屋が見つからない)

 山里の町をバスで走っている。バスはちょうど四つ角に差し掛かった。車窓から見える直交する道路の並木に真っ白な桜が咲いている。このあたりは、秋になってやっと桜が咲くのだと思う。
 ホテルで部屋の鍵を受け取った。しかし、このホテルは広い敷地の中に、いくつも低層の古い建物が点在し、いったいどの建物なのか、またその建物のどの部屋が自分の部屋なのかわからない。第一、鍵に書いてある部屋番号すら解読するのが困難なのだ。階段を小学生の修学旅行の一団がにぎやかに登っていく。あいつらが隣の部屋だったらいやだなー。もし騒いだら、境の壁をドンドンと叩いてやろうと思う。
 自宅でトイレに入る。便器はまるでベッドのように大きい。妻が掃除をしようとしたためか、便器は隣の家との境の壁にあいた窓にいやにくっつき過ぎている。おまけに、その上にいろいろなものが置いてあるのをどかして、お尻を乗せる。窓をうかがうと、夏休みのためだろう。隣の小学生の女の子が勉強机に向かっているのが見える。カーテンを閉めようかと思うが、その音でかえって女の子の注意をひいてしまいそうで、躊躇する。

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