4月14日の夢(入れ子の部屋)

 ぼくはアパート暮らしだが、そのぼくの部屋の中にもう一つ部屋が入れ子になっていて、そこにも住人がいる。その部屋はぼくの部屋の天袋のあたりにあるのだ。
 ぼくは天気が良いので、庭に出て、窓ガラスごしに自分の部屋の中を覗いている。すると、部屋の中の部屋の住人もドアを開けて、ぼくをにこにこと見つめている。田舎くさい素朴な感じの少女だ。
 ぼくは自分の検尿検査のサンプルを宅急便で送れるものだろうか、と考えている。台所の戸棚をあけて、尿サンプルを入れられそうな容器を探す。ちょうど手ごろなガラス器が見つかった。入れてみる。蓋がうまくしまったので、妻が喜んでガラス器を高く差し上げる。と、底の方から尿がだだ漏れしている。底に蛇口がついているのだ。一つ閉めてもまだもう一つある。二つ目の蛇口を閉めると、ようやく漏れが止まった。

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