8月14日の夢(過去の世界の新しい家)

 新しい家に引っ越した。新築ではないが、広い日本家屋だ。トイレに入って、用を足す。この部屋は崖から突き出しているらしく、トイレの穴から下の街が見える。そこに電力会社の制服を着た男がいて、大声で別の男と会話している。その男の頭の上にトイレの汚水が降り注ぐが、男はクーラーの水か何かと思ったらしく、全く気にしない。ぼくの方は男が上を向いて、気づくのではないかと気が気でない。
 自分の部屋に入ると、窓のところに二人の女性が寄ってくる。一人は外国人で、一人は日本人だ。外国人の方がぼくにしきりと日本語で話しかけるが、声が小さくと聞きとれない。彼女より遠くにいる日本人の女性が大きな声で、言いなおしてくれる。どうやら二人は、映画に出演するため、ぼくにどこかに行ってほしいと頼んでいるようだ。承知すると、二人は窓からするりと部屋の中に入ってくる。
 隣室から妻もやってきたので、二人を紹介する。二人は「変なところからお邪魔しまして、どうもすみません」とにこやかにあいさつをする。妻も一緒に撮影所に行くことにする。外に出ると、どうもぼくらは過去の時代にタイムスリップしているようだ。「今は昭和何年くらいだろう」とぼくが尋ねる。妻は「1905年くらいじゃない」と答える。ぼくは周囲を見回し、「それはあまりに古すぎるのでは?」と言う。

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