8月12日の夢(真ん中の庭)

 名古屋に昔あった実家の裏の座敷から外を見ていると、男女の子供がやってきて「庭のお花をちょうだい」と言う。二人は兄妹らしい。庭に行くとそれらしい花はなく、塀がぼろぼろになっているので驚く。女の子は「ここじゃなくて、真ん中の庭よ」と言う。

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8月11日の夢(詩人たちの集会)

 夜、職場から現代詩の集まりに行くため、バス停に並ぶ。そこは辺鄙な山あいで、怖そうなおじさんおばさんたちが、バスが来ないことにしきりと文句を並べている。バスもタクシーも来ないので、ぼくは結局徒歩で会場に遅れて着く。二人の中年の婦人が受付に座っている。会場は超満員だ。一番後ろに立ち見のできるスペースがあると思い、そこへ行くが、意外に座席は空席が多い。

 着席すると前後から初老の詩人たちがしきりに話しかけてくる。ぼくはその一人から紙片を受け取り、そこに蝶についての奇妙な詩を手書きし、彼らに読んで聞かせる。集会の議長に促され、ぼくもスピーチすることになる。「私は会計をやらせていただいていますが、あまり役に立たない会計で……」と言おうとして、「役に立たない警戒で……」と言い間違え、会場はなごやかな笑いに包まれる。

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8月10日の夢(スマホで通話)

 台所でスマホで男性と通話している。ラジオの音が大きいためだろう。男性は「ああ、びりびりする。うるさいな」と言う。しかたなくぼくは別の部屋へ移動する。そこは名古屋にあった実家のぼくの勉強部屋だが、もともと狭かった部屋が人一人入れないほどに小さくなっている。ぼくが手にしているのは既にスマホではなく、ティッシュペーパーの箱だ。ぼくはその箱に向けて「もしもし、これでいいですか」と話しかける。男性の声が箱から「ああ、いいよ」と答える。ぼくはそれがティッシュの箱であり、スマホは台所に忘れてきたことに気づき、慌てて取りに戻る。

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8月1日(六角堂)

 夢に父が現れて、川の中に建つ六角のお堂に妻と二人入ってもよいと許された。しかしその建物には窓もドアもない。さて、どうやって入ったものか?

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7月31日のもう一つの夢(エレベーター)

 地下鉄から降りると、そこはホームの最前部である。工事中らしく前にも後ろにも足場が組まれ、地上の改札口に上がることができない。みんな困惑していると、突然「上へ参ります」という自動音声が聞こえた。目の前に輝くように純白のエレベーターが扉を開いている。ぼくは喜び勇んでエレベーターに乗り込み、「みんな早く行こうよ、冒険しようよ」と呼びかけるが、誰もぼくに続こうとしない。

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7月31日の夢(同僚の服を汚す)

 仙台のコンサート取材が目前に迫っている。その前にみんなでどこかの大きなマンションの一室を掃除に行く。ぼくはゴミ箱の中から拾い上げた立派なスーツを着る。だがそのスーツの背中には真っ白な汚れがあり、それが同僚の服を汚してしまったと、ぼくは非難される。

 マンションにはたくさんの部屋があり、そこにさまざまな人形や書物が並んでいる。大量のコケシもある。少しずつ整理し、なんとかきれいに片付けられそうだと思うが、どうやら仙台の取材チームからぼくは外されるらしい。嬉しいような寂しいような気分だ。

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7月28日の夢(缶の蓋)

 缶詰の蓋を開けてから、もう一度閉めようとする。しかし中から白濁した液体があふれ出して閉められない。むりやり閉めると爆発しそうだ。でも閉めないと液体がこぼれてしまう。このままこの缶の番人をして、一生過ごすことになるかもしれないと不安にかられる。

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7月26日の夢(道路に穴)

 オフィスで企画書を書き上げる。クライアントのどの担当者にプレゼンすればよいかを確認し、手帖にメモをとる。そこへどやどやと同僚たちが現れて企画会議になる。ぼく一人でユニークな企画を出そうとしていたのに、いつのまにか全社的な平凡な企画になってしまったのが残念だ。

 プレゼンのため同僚たちと外に出る。路面は積もった雪が融けかけていて、とても歩きにくい。スニーカーをはいてはいるが慎重に歩いていく。「そういえばぼくが会社を留守にしていた間に、レギュラーの仕事が一つなくなったんだね」とぼくはみんなに聞こうと思うが、その瞬間足元にあいた大きな穴に気をとられ、話すタイミングを失う。このままこの問いは永遠に言わないままになるなと思う。

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7月24日の夢(青いジャケット)

 ぼくは青いジャケットを着ている。我ながら妙におしゃれだなと思う。街を歩いていると女性詩人のHさんに出会う。「私、今〇〇賞を貰ったところ」と言う。肝心なところが聞こえない。「えっ? 何の賞? 合唱コンクール?」と聞き返すと、「違うわよ。詩の賞よ」と言う。しかし周囲では女子高生たちが賑やかにおしゃべりしていて、Hさんの声が聞こえない。

 垣根の扉を押して、お店に入る。座敷になっていて、10人ぐらいが座布団で座れるいい雰囲気のお店だ。朗読会に使ったらいいなと思う。いつも大声で元気よく話すHさんなのに、今日は妙に声が小さく、容姿もスリムでおとなしいので変だなと思う。

 大きな紙袋を持って会社に戻る。同僚たちにおみやげのお菓子を配ろうと思うが、古くて破れた紙袋しか手元にないので断念する。

 隣の席の同僚が「『ピアノの本』の部数が足りませんよ」とつっけんどんに声をかけてくる。驚いて「ぼくのオーダーが間違っていたということ?」と問い返す。「そうよ」と相手は言う。隣席にいたのはやさしい男性だったはずなのに、いつのまに交代したのだろう。怖くて意地悪そうな老女に変わっている。ぼくはしかたなく送付リストをチェックして、寄贈先の人数を減らすことにする。

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7月23日の夢(鞄)

 イベントに妻と出かけ、入場を待つ行列に並ぶ。いったん列を一人で外れ、戻ってくると今度は妻が列を外す。なかなか帰らない妻を待っていると、新しくやってきた客が「並んでいますか」と尋ねる。ぼくは「いえ、人を待っているだけです」と答えて、場所を譲る。

 戻ってきた妻が「荷物を持っていてあげるね」と言うので、背中のリュックを彼女に預ける。だが妻はそのまま帰宅してしまったようだ。ぼくも黒い手提げのバッグを持っているものの、それはとても軽い。妻はあんなに重いリュックを自分の分と合わせて二つも持って帰って大丈夫だろうか。妻のことを心配しながら帰途につくと、ビルの屋上で男が一人遠くにある何かを見ている。何を見ているのだろう? 気になって彼のそばに座る席を見つけようとするが、最前列は席をとった人たちの荷物で既にいっぱいである。しかたなくぼくは二列目の席に座る。

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