2月20日の夢(種が芽吹いた)

 家の裏の公園にどこかから飛んできた種子が芽吹いて、草藪ができた。それはこの街に今までなかった貴重な植物なのだという。その右にもそっくりな草藪がある。でもそれはそっくりだけれどちょっと違う偽物だ。市の役人がやってきて、偽物だという草の株を白菜のように剝いて捨てようとする。ぼくはその破片のいくつかを家に貰って帰り、風呂場の洗面器に二つ折りにして仕舞った。

カテゴリー: | 2月20日の夢(種が芽吹いた) はコメントを受け付けていません

2月11日の夢(名前の忘失)

 放送局のスタジオでクルーと番組がうまく制作できたのを喜んでいると、ぼくと中学時代同級だったという男が突然来訪した。「やあ、懐かしいね」と言って戸口に立った男の名前をぼくはどうしても思い出せない。男の顔はスタジオのドアに彫刻のように立体的に貼り付き、顔を歪め大口をあけて歯を剥き出すと、「ぼくのことを思い出せないのか!」と怒りで絶叫する。ぼくは彼との思い出を探しに電車に乗って故郷に向かった。

カテゴリー: | 2月11日の夢(名前の忘失) はコメントを受け付けていません

2月4日の夢(空中の字幕)

 国連の代表団に選ばれ、パリへ行く。団員の一人が何かを英語で叫ぶ。するとその日本語訳がテレビ画面のように空中に字幕となって現れる。便利な時代になったものだ。これなら外国語のできないぼくでも国連代表団に入れるわけだ。

 パリの暗い夜道を団員たちと歩いていくと、反対側から同人誌「S」の一行がぞろぞろとやってくる。彼らも何かの代表団に選ばれたらしい。

カテゴリー: | 2月4日の夢(空中の字幕) はコメントを受け付けていません

2月1日の夢(合わせ鏡のような店)

 いつもの居酒屋で集会があるという。店の入り口の壁全体が銭湯の脱衣所のようになっており、その扉の一つを開けて鞄を入れる。すると女店員たちが口々に「この店はもう閉店です。あちらの店でどうぞ」と言う。指さす方を見ると、フロアの真向かいに合わせ鏡に写ったようにそっくりな店がある。そこは深夜営業もしているらしい。その店の暖簾をくぐると、真ん中に囲炉裏のようなものがある。そこに鞄を置けという。そこにはたくさんのカードも差し込まれている。見ると、参加者たちの心の中にあったクレームがきれいに印刷されているので驚く。

カテゴリー: | 2月1日の夢(合わせ鏡のような店) はコメントを受け付けていません

1月28日の夢(青く輝く大津波)

 夫婦で夜、家にいると西の地平線に青くきらきらと輝きながら盛り上がるものが見える。大津波だ。二階から三階まで急いで登って避難する。幸い、ぼくたちの足元を津波は通過していき、家はぐらぐらと激しく揺れるが、なんとか持ちこたえた。

 胸を撫でおろし、津波の去った地上に下りる。近所の人たちもそぞろ歩いている。中に両親に連れられた四歳ぐらいの男の子がいて、「ぼくね、何日か前の晩、東の地平線に何本もきらきら輝く光を見たんだ」と自慢そうに話している。そうか、それが大津波の前兆だったのだ。

カテゴリー: | 1月28日の夢(青く輝く大津波) はコメントを受け付けていません

1月27日の夢(王様に面会する)

 ネパールのような高い山に囲まれた王国。ぼくはその国民で、王様に拝謁できる権利を持つ17人のうちの一人に初めて選ばれた。

 今日はその拝謁の日だ。王宮の二階の廊下にはバーのカウンターのような長いテーブルが窓に面してしつらえられており、その前に17脚の椅子が並んでいる。ぼくが到着すると既に先輩詩人のG氏も到着している。ぼくは右端から二番目の席に座る。しかし、そこにいる選ばれた17人は誰も金持ちや王侯貴族には見えない。みんな普通の人たちだ。

 執事の男性がやってきて、「皆さんは17枚の紙をお持ちですか」と尋ねる。17枚もの紙は手元に用意してこなかったが、手帖かノートを破ればなんとかなりそうだ。だが執事はぼくを制して、「お持ちでないなら結構です。私の方でご用意いたします」と言って、奥へ引っ込む。さぞや高貴な紙を持ってくるかと思ったが、彼が手にしていたのは意外にも使用済みの裏紙だった。

 王の部屋に入ると、王はもっさりとした男性だった。執事は何か大切なものを遠くの山の麓にある塔に取りに行ったという。窓からその塔が見える。そのてっぺんから彼が鳥のように飛び立つのがわかる。彼は豊かな髭をたくわえた男性の姿のまま、大きな翼を肩に生やしている。その彼が威風堂々滑空する姿はまるで爆撃機のようだ。だが彼は途中で失速し、墜落してしまう。

 それを見届けて、ぼくはひとりさっきの廊下に戻る。そして周りを見渡して、誰もいないのを確かめると、急いで窓を開け、夜の暗い地面に蓋のない白い箱を投げ捨てる。

カテゴリー: | 1月27日の夢(王様に面会する) はコメントを受け付けていません

1月25日の夢(フランスの大邸宅)

 出かける家人を送り出してふと壁の時計を見ると、ぼくの腕時計が2時間ほど遅れていることに気づく。いつから遅れていたのだろうと怪しみながら、時刻を合わせる。

 見回してみると、ぼくの家は立派な邸宅である。左へ行くと、今まで気づかなかった大きな部屋があり、見知らぬ少女がたたずんでいる。さらに行くとまた新しい部屋があり、そこには出稼ぎにやってきたらしいインド系らしい外国人労働者の男たちがいる。みんな気のよさそうな表情でにこにこしている。

 庭に出てみる。庭をはさんで隣家の様子が見える。さっきの少女も隣家の人たちも皆フランス人で、あたりの様子からどうやらぼくの家はフランスにあるらしい。そこからまっすぐ続く土の道路があり、その先の地平線は抜けるような青空につながっている。そこに真っ白な入道雲が幾本か文字通り湧きかえり渦巻いているのが見える。

 取って返すと別の隣家がある。隣家はそのまま我が家の庭につながっており、窓のない建物の二階は隣家の住宅だが、一階の茶色い部分は我が家の納屋になっている。

カテゴリー: | 1月25日の夢(フランスの大邸宅) はコメントを受け付けていません

1月20日の夢(三枚目のカード)

 約束の時間に遅れて部屋に入ると、テーブルの上に何枚かのカードが置かれており、かたわらに二人の男女が立っている。カードはきれいな写真か絵と文章を組み合わせたもので、かたわらの男女が作ったものらしい。その中から良いと思う三枚を選んで赤丸をつけろと言われる。既に何人かがぼくのように三枚を選び、ぼくが最後の選者だという。一つ、二つと赤丸をすぐに付けるが、三枚目のカードがなかなか決められない。

カテゴリー: | 1月20日の夢(三枚目のカード) はコメントを受け付けていません

2026年1月7日の夢(水に向かう火の夢)

 ぼくは時代劇映画に出演している。今日の演技空間はなんだかおかしい。俳優仲間に「実験してみよう」と言う。さらにもう一度「実験してみよう」と言う。目の前には昔風の鉄鍋があり、水が満々と入っている。その水面にぼくは火をつけた蠟燭を立てる。やはりおかしい。蝋燭の火は普通とは反対に水面に向かって引き込まれるように下方に向かっていく。

カテゴリー: | 2026年1月7日の夢(水に向かう火の夢) はコメントを受け付けていません

12月26日の夢(取材を忘れていた)

 今日は日曜日である。そろそろランチの時間だと思う。だがその瞬間、今日は高円寺の楽器店にY社の人と一緒に取材に行くんだったと思い出す。本当はもっと前に行く予定だったが、ぼくのスケジュールが詰まっていたため、日曜の取材に延期してもらっていたのだ。しかし取材開始まで三十分しかない。

 そこへ別居している兄(現実にはぼくは一人っ子)から電話がかかってきた。丸顔で眼鏡をかけた兄は明るくてとても面倒見がいい。今日も取材に一緒に行ってやろうと言ってくれる。

 デスクの引き出しを開けて名刺を探す。だがあいにく会社の名刺は持ってきていない。個人の名刺で間に合わせることにする。だが枚数が足りない。足りないときは「切らしています」と言えばいいと腹をくくる。妻と母にランチは食べられないからと断りを入れ、そのまま駅に向かう。

 駅は木造で、階段を三段上ったところに改札鋏を持った駅員が一人立っている。小さな自販機では高円寺行きの切符を買うのが面倒だ。いっそ交通系電子カードを買おうと思うが、自販機にはそれらしい表示が見当たらない。取材時刻が迫るばかりなのに。

カテゴリー: | 12月26日の夢(取材を忘れていた) はコメントを受け付けていません