6月16日の夢(模試を受ける)

 模試を受けている。問題用紙は枚数が沢山あり、限られた時間で全問に目を通すことさえ大変そうだ。特に第一問は一ページまるまるあるほどの長い文章である。しかしよく見ると、殆どの問いは模範解答が記入してあり、楽勝で全問に回答することができた。答案を書き上げると、デスクのかたわらに尊大な感じの中年教師ふうの男が立っていて、「きみは小学校の入試の模試を受けるといい」と言う。今さらそんなものを受けたくない。きっぱりと拒否をする。
 外に出ると、雪解けで水溜まりのできた道が地平線まで続いている。その水溜まりを何艘ものボートを連結したモーターボートで郵便局員が走っていく。それぞれのボートはコンテナのように巨大だ。ぼくはいたずらのつもりでそのボートの最後尾を手でつかむ。するとその力でボートの連結が外れた。あれよあれよと思ううちに、その一艘が道路から轟音を立てて崖下に転落する。直撃を受けて壊れた家の中から、一人の女性が出てきた。ぼくは自分が犯人とさとられないよう、さりげない様子で彼女と言葉を交わす。

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6月14日の夢(バス停を見失う)

 緑豊かな裏通りのバス停でバスを待っている。通りの向こうから、ぼくの乗ろうとするのではない、知らないデザインをまとったバスが現れた。バス停はかなり離れたところだ。ぼくはそれには乗らず、見守っている。一人の女性が現れ、それに素早く乗り込む。そこへ学生の集団がどっと現れ、ぼくは彼らに押し流されてしまう。気づいたときには最初のバス停を見失ってしまっていた。

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6月11日の夢(暴力夫婦)

 ぼくは自転車屋で、知り合いの夫婦の家に新品の自転車を届けに行く。青くてぴかぴか光るとてもきれいな自転車だ。奥さんは美人だが、なんだか意地が悪い。自分が注文したくせに、自転車に難癖をつける。夫は暴力的な若い男で、ぼくを脅して、衣服をはぎとり、パンツ一丁にしてしまう。さらにぼくに暴力をふるおうとするので、ぼくは目覚まし時計を投げつけるが、当たらない。「もうすぐ警察から電話があるよ」と苦し紛れの嘘をつく。その瞬間、偶然に電話が鳴り、男は驚いて受話器をとる。警察ではないが、彼の知人だったようだ。そのすきにぼくは服を身に着けて、家に戻る。
 家は病院の大きな病室のように、たくさんのベッドが並んでいる。ぼくと妻のベッドから二つ置いた隣のベッドがさっきの暴力夫婦のベッドだった。戻ってきた奥さんはベッドで吐き気を催して、ゲーゲーと苦しみだす。何も知らない中年の主婦が心配して様子を見に行く。ぼくはさっき暴力をふるわれた件があるので、知らぬ顔でベッドに寝ているが、一応知人なので見舞に行くべきか迷う。

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6月9日の夢(宝物を隠す)

 仲の良い男友達四人と駅の階段を駆け下り、地下ホームに到着した電車の最後尾のドアから乗り込もうとする。男友達はぼくの知らない顔で、みんな頭のはげかけた中年である。ぼく以外の三人はホームにあった台の上にかけられていたバスタオルをめくる。その下にあった汚れたフェイスタオルなどの宝物をつかみあげると、それらを持って電車に躍り込む。その間、ぼくは閉まるドアをがっちりと肩で支えて、みんなが乗り込めるようにする。ぼくらは宝物を電車の中にある台の上のバスタオルの下に隠すと、ほっとしてみんなで笑い合う。

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6月8日の夢(顔のない女)

 二階に上がると仏壇の前に女性が後ろ姿を見せて立っている。首筋まであたりまで髪を伸ばしている。妻かつ思って声をかける。くるっと振り向くと、顔のあるはずの部分も背中と同じで顔がない。ぐるぐるぐると女はその場で回転するが、どこにも顔がない。

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6月4日の夢(政治犯)

 ぼくは政治犯としてニューヨークを列車で護送されている。護送といっても、親や親族などもいっしょなので、まるでピクニックのようだ。どうやらトイレ休憩になるらしい。出口は一か所しかないので、長い列車の中を車両から車両へとみんなでワイワイ騒ぎながら進んでいく。ようやく出口から外へ出る。そこは棚田のような温泉地で、棚田の一つ一つが野外の温泉になり、何人かずつが入浴している。タオルを持ってくるのを忘れてぼくはハンカチで前を隠しながら、適当な浴槽を探す。ふと見ると一角で、以前のS社の同僚たちが賑やかに騒いでいる。彼らに見つかりたくないので、顔を伏せたままあちこち彷徨い、おとなしそうな老夫婦が入浴している浴槽を見つけて、遠慮がちに顔だけ洗う。
 トイレはその温泉地の一角の岩山の上にあった。岩に小さな穴が二つあけてあり、そこにトイレ用のスリッパが押し込んである。ぼくは手を使わず、足だけでそのうちの一方のスリッパをどうにか取り出して履く。トイレは便器のない、床に溝だけがついている方式だ。トイレに入ると詩人で実業家だったT氏がいるし、男子とまじって若い女性も楽しそうにおしゃべりしているので、びっくりする。

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6月2日の夢(タイムレコーダー)

 以前に勤務したS社で忙しく働いている。上司のI氏が今日は夜の7時半から打ち合わせだという。7月1日の取材の打ち合わせだそうだ。その日は休日だが、ぼくも休日出勤して地方の学校を取材しようと、やる気満々である。とりあえず今夜は打ち合わせのために帰宅が遅れると妻に電話したい。しかしデスクにあるダイアル式の黒電話は、どの回線ボタンを押しても使われているらしく、同僚たちの会話が流れてくるばかりだ。ふと行き先表示板を見ると、I氏は今夜は外出先から直帰となっている。社内で打ち合わせがあると思ったのはぼくの誤解で、どうやら外部でI氏が誰かと打ち合わせをするらしい。それならぼくはもう帰宅していいわけだ。
 と思っているところにぼくが編集長をしている「Pの本」の文字校正が出てきた。ということはそろそろ次号の打ち合わせをクライアントとするために、特集企画のプランニングをしなくてはいけない。ぼくはそのための参考資料となりそうな書籍を何冊も集め、自分のデスクに山のように積み上げる。何か面白い話題はないかとページをめくるが、何も思いつかない。やっぱり今夜は退社した方がよさそうだ。リュックを取り出し、中にあった不要な荷物を外へ出す。思った以上にリュックが軽くなっていて嬉しい。
 退社のためにタイムレコーダーのカードを押す。いつのまにかレコーダーの位置が変わり、オフィスの端でなく真ん中あたりに置かれているので驚く。しかも先に退社した女性社員が自分のタイムカードを置きっぱなしにしていったためか、ぼく自身のタイムカードがあるべきところにない。さんざん探して、予想もしないところにそれを見つけて、ようやく退社を記録する。そのカードは文具屋でぼく自身が選んできた自分専用の褐色のカードである。紙の色が濃すぎて印字がはっきり見えない。困っていると、総務兼任になったらしい男性社員が「まあ、このあたりのカードまではぎりぎり許容範囲と、オーケーにしました」と、変に恩着せがましいことを言う。

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5月31日の夢(猫を助ける)

 ぼくの自宅にブルージーンズをはいた見知らぬ女性がいる。ぼくが近づくと、手でぼくの体を押して、向こうへ行けという動作をする。見ると彼女の下半身が濡れている。妻の「あれを見て!」という声に振り返ると、さっきの女性が頭まで布でくるまれたようになっていて、苦しいらしく、全身を波打たせて暴れている。妻はその布をほどいて彼女を助ける。
 しばらくして自宅の外の廊下に出ると、その外は湖のような広大な水面になっている。そこで子猫が溺れている。それはさっきの女性だ。妻と二人で子猫を助けると、水の中からその母親らしい猫が現れて、ぼくらにお礼を言う。いつのまにか妻は黒と茶のトラ猫に変身し、ぼくの前でくるりとお腹を見せるので、「よくやった」とそのお腹を撫でてやる。

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5月20日の夢(超現実主義展覧会)

 会社の一番奥まった部屋の、さらに一番奥まった壁際に長テーブルが置かれ、社員たちによる超現実主義展覧会が催されることになった。ぼくが行くと、大きめの長テーブルが社員たちの超現実主義作品集で既にすっかり埋まっていて、テーブルの向こう側に担当者らしい若い男性社員が立っている。ぼくは一般に超現実主義者だとは思われていないが、それだけにここで自分の作品集を出せば、みんな驚くだろうと思う。自分がかつて作った作品集を取り出し、出品しようとするが、よく見ると表紙が未完成で、作者名が書いてない。超現実主義なのだから、手書き文字で作者名を書いてもかえって面白いのではないか。青のボールペンで手書き文字を書いていくが、スペースが足りずに一行では名前の最後の文字を書ききれない。二行目に一字だけ記入するが、これもまたシュールな効果を上げている気がする。満足して作品集を提出しようとすると、さっきの担当者の姿がない。本当は出品者リストに記入しなくてはならないのだろうが、まあいいか。みんなの作品の上にさりげなく自分の作品集を置いて、会場を離れる。
 トイレに入る。便器の下の床が汚れているので、ためらう。よく見ると、足元にちょうどぼくの足が入るぐらいのきれいなスペースがある。窮屈だがそこに立てばなんとか大丈夫だろう。

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5月16日の夢(円卓)

 会社のオフィス。大きな円卓が置かれており、その左隅にぼくが座り、右奥には社長。その他の同僚たちが周りを囲んでいる。夕刻、ぼくの足元にレタスサラダが落ちているのに気づき、拾って卓上に上げると、そこにパンがあった。そこへ女子社員が外回りから帰ってきて、円卓の席に座り、「お腹が減ったなあ」と言う。ぼくはそれを無視して、自分の周囲のグループだけにサラダとパンを配り、彼らに「パンはみんなあるよね?」と機嫌よく言う。

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