2月6日の夢(自由になるには)

 家の財産をすべて申告すれば自由にどこへ行ってもいいという法律ができた。

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2月5日の夢(背中の埋め込み)

 ぼくは小泉首相には棒状のものを、鳩山以降の各首相には円盤状のものを背中に埋め込まれた。

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2月4日の夢(日の当たるオフィス)

 昔在籍したS社のオフィスにいる。とてもモダンで美しいオフィス。窓から太陽の光が燦燦と差し込んで眩しいほどだ。一番奥は社長のU氏のデスク。その手前は新入社員の女性。次がぼくのデスクである。ぼくは自前のパソコンを与えられておらず、マウスが新入女子社員のパソコンにつながっているだけだ。彼女は社長と楽しそうに話しながら、パソコンを操作しており、ほとんどぼくには使うことができない。
 そこへ部長のМ氏がやってきて、「一色さんのメールボックスがいっぱいだから、溜まったメールを捨てるように」と指示をしてきた。ぼく自身もそうしたいと思うのだが、ここから見えるパソコン画面にはツールバーがなく、メールのアイコンが表示されていない。そういえばGoogleのアイコンも見当たらない。
 社長のデスクのかたわらに新刊の雑誌が積まれているので、それをぱらぱらとめくってみる。うちの会社が作った広告のセンスが古いとクライアントが非難しているというので、その広告を見たいと思ったのだ。だが、その広告はどの雑誌にも掲載されていない。ただ、別の会社の広告が見つかった。詩集出版社のD社が業態を変えて、オーディオメーカーになったらしく、その広告が載っている。
 どうもぼくはこの会社に必要とされていないようなので、明日会社を辞めようと決意する。ぼくのもとにはもっといい仕事の話が舞い込んでいるのだから。

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1月31日の夢(車に投函)

 ポストに投函しようと持ってきた二枚のハガキを、路肩に駐車している乗用車の後部窓の隙間から、内部に投げ込む。しまった! と思う。車の持ち主が見つけて、ポストに投函してくれるだろうか。いやいや、それは無理だろう。でもまあいいか、と思いつつ、その場を立ち去る。

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1月27日の夢(ピンク色の手紙)

 全共闘運動が終わった後、さまざまな意見が寄せられた。中には女性の生き方に対する、男性からの無理解な問いかけも多かった。それに応えて、メンバーが手分けして自分の意見を手紙に書き送ったが、それぞれに赤や青やさまざまな色の便せんを使うことにした。ぼくも男性の立場で、返事を書くことにしたが、最も女性らしいピンク色の便せんを使わせてもらうことにした。

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1月23日の夢(壁のないエレベーター)

 妻が階下へ降りたいと言うのでエレベーターに乗る。我が家のエレベーターは屋外にあり、正方形のベランダがそのままエレベーターになった感じ。周囲に壁はなく、四方の手すり沿いにベンチ式の座席がある。
 一階に着いたが、妻は座ったまま降りる気配がない。そのうちによその家の小学生の女の子とその母親が乗り込み、着席した。妻に「降りないの?」と訊くと「降りたくなくなった」と言う。それなら二階に戻ろうとエレベーターの運転ボタンを探す。それは大きな円形をしているはずだが、誰かの背中の向こうに隠れているらしく、どうしても見つからない。
 医者に行く。医院は木造で薄暗い。眼科、内科、外科をめぐる予定だったが、内科と外科を終わったところで、医師に「では今度は一か月後に」と言われてしまう。ぼくは「あれっ? 眼科がまだ終わっていないのでは? それとも既に受診したのに忘れてしまったのかな」と医師に問いかける。
 医師は薄暗い出口に向かいながら「そうそう。従弟の方の同人誌ですが、活版がいいと思います。いい印刷所を紹介しますよ」と言う。ぼくは面食らって「えっ? オフセットの方が安いし、仕上がりも良いのでは?」と問い返すが、医師は「活版がいい」と言って譲らない。
 川に沿って上流から妻と歩いてきて、橋のところまで来た。上流はかなりの急流で、真っ青な大波が次々と立ち、若者たちが盛んに波乗りをしている。下流は堤防のせいで見ることができないが、オリンピックコースになっているという。妻は「このまま川を下って、私たちもオリンピックに出よう」と提案する。妻はいつからそんなに元気になったのだろう。ぼく自身はとても体力がありそうにない。

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1月21日の夢(嵯峨さんの回顧展)

 詩人の嵯峨信之さんの回顧展が開かれている。会場は二つの畳敷きの和室がぶち抜きにされ、すべての壁は天井まで書籍で埋め尽くされている。しかし、克明に見ても、ぼくの知っている本は一冊もない。何冊か取り出して、ぱらぱらとめくってみる。すると全然未知の雑誌なのに、ぼくの名前の書かれている雑誌があって、びっくりする。ぼくのいる部屋にはほかに誰もいないが、隣の部屋には何人か人が集まっているので、首を伸ばすようにして、その部屋を覗き込む。しかし、ぼくの知り合いは一人もいない。ぼくは立ち上がって、二つの部屋をくまなく見て回る。それでも誰も知っている人がいないので、ぼくはそのまま会場を後にする。

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1月20日の夢(轢かれそうな犬)

 会社の前の横断歩道を親子の犬が渡ってくる。生まれたばかりの仔犬はうまく歩けず、途中で転倒して車に轢かれそうだ。あっと思った瞬間、歩行者が仔犬をさっと抱きかかえ、こちらへ送り届けてくれた。
 オフィスには長方形にデスクが配置されていて、ぼくのデスクはオフィスの一番奥の短辺の位置にある。そこにあるコート掛けに自分のコートを掛けようとするが、ほかの人のコートに占領されていて、ぼくのを掛ける場所がない。
 会社には障害を持つ人が二人いるが、彼らはそれをカミングアウトしている。実はぼくも耳が半分聞こえない障害者なのに、それをカミングアウトしていない。会社には二つトイレがあり、その二つを今、障害を持つ二人が使用中だ。この機会にぼくも自分の障害をカミングアウトしようと思う。
 ツアーでロシアの極東に行く。現地でカラオケボックスを安く買える話があり、手書きでそのポスターを二枚作る。一枚は上手に作れたが、二枚目は自分の名前を書くスペースがなくなり、失敗してしまう。

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1月11日の夢(会議)

 妻と会議に参加する。会場の小ホールは客席がスロープになっていて、後ろに行くにつれてだんだん高くなっている。妻は最初一番後ろ、つまり一番高いところにある席に座るが、少しずつ前の方に降りてくる。
 ぼくはぐるりと会場を一周するが、後ろの方は既に満席に近い。年末で、今日が今年最後の会だから参加者が多いためだ。あきらめて前の方に戻り、一番右の列の真ん中あたりに着席する。それは妻の座っている、すぐ後ろの席だ。
 

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1月9日の夢(就活)

 就活したいという妻のために、知り合いの会社を紹介する。会社は地下街にあり、ファッショナブルな若者たちが盛んに出入りしている。だが面接試験が始まり、たくさんの人々が受験にやってきたのに、妻が現れない。スマホで電話しようと思うが、画面の操作方法が分からず、連絡することができない。

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