さよならと蜂蜜

さよならと蜂蜜
さようなら 思い出包むその腕で 違う男を抱き締める
初めての痛さにも似た快楽を覚えて遊べ 親のない子よ
繰り返し流す涙は行方不明瞳の奥に 騙して笑え
思い出と泣いてる私に犬の咳 命ながらに永らく哭いて
恋人と女友達足して割る未熟な未来はおとぎ話し
綺麗でしょ プレゼントした寒紅を さした貴女が未だに紅く
チョーカーが首輪みたいね笑い合う あの夏の日の仔猫は消えて
口移し から滑り出す チョコレートみたいな初夜の蜜
あなた以外愛せないと嘘をつき生きてしまった六年の罪
さようなら ただそれだけです さようなら お金も愛も持たない私
夜があけて 暁の星が光るころ 貴女の未来が輝くようにと

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