生きる夢とあちら側

生きる夢とあちら側
同じ道違う道ゆく人が交差する句読点の分岐点
誰のため生まれてきたか知りたくて空に手を伸ばす昔の少年
地図にない街を自分で創っては嘆いて壊す生きる手応え
現実と汗と涙の狭間から出てくる夢は「自分を信じる」
容赦なく削らてゆく命の火ちっぽけな人が人を照らせる命の火
育つ愛誰の手のひらにいよいとも最期は黙って独りぼっちで
過ちは愛したほどに狂おしく君の胸には棘を遺して
どこまでも続く坂道を登りつめそこから何が見えていますか
もう耳も目も見えないし動けない私を見ているそれは神様

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