月別アーカイブ: 2014年9月

S

寡黙から 泣き止まないS 誰かに救ってもらいたいS オムライスを掬うスプーンを  … 続きを読む

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日蝕

腕には花の痕 ぬるくなった前頭葉から真昼が滴り 効き目のないエアコンの風が 指先 … 続きを読む

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夜を置く

デジタルの文字の数だけ姿見せラインのように近くて遠い 退屈な私たちに夜を置くスマ … 続きを読む

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行方知れずのゆくえ

【行方を尋ねないでください。 それは、行方不明になりたかった人、限定で、お願いし … 続きを読む

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見えないものを見 聞いたことのない歌をうたう 聞いたことのない声を出し 人と関わ … 続きを読む

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おいやられる。

新しい文明についていけない、老い、ヤラレル、という人々をターゲットに  マネーゲ … 続きを読む

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幻の人

バスの隣の席で 私の名をしきりに呼ぶ男がいる 私には 知らない隣の人 しかも 違 … 続きを読む

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私の中心

今 私の中心に私はいない 好きだった男に 中心を持っていかれて 棄てられたから … 続きを読む

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私を待つ

詩を待つように 私を待つ たとえばバス停 駆け込み乗車して 時間に運ばれていく人 … 続きを読む

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手紙のような

東京に来て 一週間足らずで死ぬ 入居前前日に 薬を飲んだらいいよ、と 投げ出され … 続きを読む

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