春の高さ

春の高さ
春の高さ
空を刺す電柱は
見上げる私に
春告鳥の羽ばたきを
聞けよ
燕の囀りを
英訳せよと
投げ掛ける
蕾 開花し
空 高く
鳥 歌い
私 詩を紡ぐ
光のみ射す
青き空を
串刺しにする
焼けた肌の午後の
春の高さ

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