「02_詩」カテゴリーアーカイブ

使い捨てカメラ

投稿日: 2015年7月23日 作成者: tukiyomi

想いを切り刻んで 記憶は泣く スマートホンもデジタルカメラも 人の目に映らなかっ … 続きを読む →

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けむる、浄化

投稿日: 2015年7月18日 作成者: tukiyomi

ナニ、か、腐った臭いが立ち込める部屋で、老女が横たわっている。毎日堆く詰まれてい … 続きを読む →

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暮らし

投稿日: 2015年7月7日 作成者: tukiyomi

手垢にまみれたコトバたちを　洗濯機に放り投げて洗い流す 駅前で叫んでいた主義主張 … 続きを読む →

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屋根裏部屋で「し」を作る

投稿日: 2015年6月26日 作成者: tukiyomi

お腹から卵を一つ取り出して　私は一つの「し」をつくる 月に向かって　卵を放り投げ … 続きを読む →

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たたき売り

投稿日: 2015年6月15日 作成者: tukiyomi

ぶちのめしていい権利は ＡＴＭでおろせると 近くの女が言いました 働けないなら罵 … 続きを読む →

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藪の中

投稿日: 2015年6月10日 作成者: tukiyomi

蛇口から蛇が出てきて排水溝に逃げていったと 主婦が言い出した。蛇はきっとコブラに … 続きを読む →

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写真

投稿日: 2015年6月10日 作成者: tukiyomi

写真になった父が　昔よりよく喋るようになった 弘法大師ゆかりの寺で　ボロボロのジ … 続きを読む →

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盲目

投稿日: 2015年5月31日 作成者: tukiyomi

目の開いたバラバラ死体を私はずっと捜していた 手はお喋りだと口がくちぐちに言うの … 続きを読む →

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一滴の水

投稿日: 2015年5月25日 作成者: tukiyomi

夜が瞼を開く瞬間、こぼす水の、まるさ 破水された、と誰かが告げている 　　　　　 … 続きを読む →

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ゴッド・ハンド

投稿日: 2015年5月19日 作成者: tukiyomi

手袋をした手が 器から 大量の人を掬い上げていた その指の狭間から 夥しい人が … 続きを読む →

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