02_詩」カテゴリーアーカイブ

一滴の水

夜が瞼を開く瞬間、こぼす水の、まるさ 破水された、と誰かが告げている       … 続きを読む

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ゴッド・ハンド

手袋をした手が 器から 大量の人を掬い上げていた その指の狭間から 夥しい人が … 続きを読む

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サーカス小屋

サーカス小屋の団長はよいこが大好きでしたから 子供たちは 今日もこぞって 団長に … 続きを読む

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七日目の冷蔵庫

日常のカタチを絵にすると おそらくマル、ではなくて シカク それは 七日目に完成 … 続きを読む

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リスト

汚いことから 目をつぶれば 長生きできると 世間が言う 汚いことに 目をつぶれば … 続きを読む

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月と靴と冷蔵庫

靴を履いて出掛けるたびに 冷蔵庫が肥っていく 月を眺めて暮らしていると 冷蔵庫が … 続きを読む

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盲目ピエロ

自分の姿も見えないくせに 多くの人を傷つけて その傷口に入り込んでは 自分の居場 … 続きを読む

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鍋の中

生肉のままでは 水分が多くて煮えないからと 腹を裁かれ生血を取り出し 三枚におろ … 続きを読む

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目覚めゆく魂

敵を射ぬく弓と矢、そして強靭な 弦 それは凛々しく張られた頑なな 強い意思 どん … 続きを読む

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夜行

闇色のコートの肩に刺さる いくつもの銀糸の雨を 拭ってあげることもできないままで … 続きを読む

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