02_詩」カテゴリーアーカイブ

女の人の持っている鞄が気になってしょうがなかった 遠くへ行けば行くほど 鞄を欲し … 続きを読む

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うそのそと

うそのそとに いつわり うそのそとに いいわけ うそのそとに くちがあり  くち … 続きを読む

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正体

西日の強い秋の日に  燃え落ちた赤ピーマンの残骸に目をやりながら 駅前のツタヤと … 続きを読む

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香水と煙草

見つめ合う 香水と煙草 出会いと出会いが通過していく、お互いの横目で 記憶を垣間 … 続きを読む

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現代病

私の身分証明書を コピーし続けるバイヤーの友人は お金半分と 見えない敵に脅され … 続きを読む

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乗り合わせ

平日午前十一時四十分発の 高速バスに乗る人は  どこか イワクつき 一番初めに声 … 続きを読む

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濡れ落ち葉

都会の住宅街の歩道を 年末を迎えようとする空から 心臓に刺さる零度の雨が 濡れ落 … 続きを読む

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ぶらんこ

ブランコを こいでごらん ここに座って ゆっくりと動かしてごらん ブランコがわた … 続きを読む

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青い骨

左手首に巻き付いた羅針盤が 重い 針が進むたび あなたの温度は青白く 凍える海を … 続きを読む

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マヌケな家政婦

片づけておいてね、って 言った 私の責任だとしても 鞄という鞄の ファスナーもホ … 続きを読む

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