02_詩」カテゴリーアーカイブ

幻の人

バスの隣の席で 私の名をしきりに呼ぶ男がいる 私には 知らない隣の人 しかも 違 … 続きを読む

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私の中心

今 私の中心に私はいない 好きだった男に 中心を持っていかれて 棄てられたから … 続きを読む

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私を待つ

詩を待つように 私を待つ たとえばバス停 駆け込み乗車して 時間に運ばれていく人 … 続きを読む

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手紙のような

東京に来て 一週間足らずで死ぬ 入居前前日に 薬を飲んだらいいよ、と 投げ出され … 続きを読む

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切り裂きジャック

ダンボールがズタズタに切り裂かれて  ベッドの下に押し込んであった 当然だよね … 続きを読む

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晩夏

先ほどから頭の中を 潮の臭いが通過している 文字と文字の列の間に 空洞を見つけて … 続きを読む

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吠える

食べても食べても、淋しさが埋まらない。 だから、腕を噛んで、千切って肉を食べて、 … 続きを読む

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マッカラン行きのバス

こんなネオンの華やぐ街で あなたは暮らしているのでしょうか 高速道路からでも立ち … 続きを読む

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ボディレンタル

名刺を交換するように  お互いの身体を交換する いやッ、 あの 好感覚の感触が … 続きを読む

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赤提灯の音

その会が開かれたのは 誰も知らない下町の 赤提灯の中だった 自己紹介よりも先に  … 続きを読む

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