02_詩」カテゴリーアーカイブ

重ねる

重ねる 紅蓮の炎に燃え立つ 昼間の怒りを 黒い夜で鎮める 乾いた瞳に涙 汲み上げ … 続きを読む

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樹海の輪

樹海の輪 カラカラと糸車を誰かがまわしている その糸車の糸に多くの人の指が絡みつ … 続きを読む

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メモ帳

メモ帳 あなたにもらった皮表紙のメモ帳に 文字がかけないでいる 昨夜の喘ぎ声の悲 … 続きを読む

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秋空の海原

秋空の海原 とある田舎の早朝に 鱗雲は光を帯びて 金色の日常に 私のおはようの瞳 … 続きを読む

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嘘 「嘘がまことでまことが嘘で…」 昔の誰かの舞台のセリフを 僕は何度も繰り返し … 続きを読む

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名無し山

名無し山 その山に名はない ただロープウェイを使わなければ 山頂には登れないらし … 続きを読む

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片手鍋

片手鍋 私の傍にはいつも片手鍋があった 「両手鍋ならお前にもっとおいしい御馳走や … 続きを読む

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同じ星

同じ星 あなたの孤独が 空から降りしきる夜は 遠い星の 夢を見ている    *  … 続きを読む

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白い蜃気楼

白い蜃気楼 束ねていた栗色の髪をほどくように その髪をかきあげるように 耳もとで … 続きを読む

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探 私は赤いハイヒールと、仮面を着けてワルツを踊っていた。 男は、ずっと私をリー … 続きを読む

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