02_詩」カテゴリーアーカイブ

小詩  四編   3

小詩 四編  3 【目眩】 嘘のような誠が まことしやかに うそぶいて 三億年か … 続きを読む

カテゴリー: 02_詩 | コメントする

母子像

母子像 私がお腹の中にいるときに 母が一枚の 絵を描いていた 柑橘系の匂う顔彩を … 続きを読む

カテゴリー: 02_詩 | コメントする

青空から涙

青空から涙 青空を折りたたむような 終い事に追われ 広げた風呂敷も 今となっては … 続きを読む

カテゴリー: 02_詩 | コメントする

ひとこと

ひとこと 私を見守ってくれた人 私を泣きながら憎んだ人よ 頑なにして繊細 潔癖で … 続きを読む

カテゴリー: 02_詩 | コメントする

しみ

しみ 私たちは言葉を蹂躙する 無形の言葉を注ぎ込み 器の中にシロップを混ぜる ベ … 続きを読む

カテゴリー: 02_詩 | コメントする

川 私の目の前に川が流れていた 多分物心ついたときからだったとおもう 十三才のと … 続きを読む

カテゴリー: 02_詩 | コメントする

十六夜の月

十六夜の月 月夜見という 貴女だけの昔の神を知っているか 冥界を支配し 夜を静寂 … 続きを読む

カテゴリー: 02_詩 | コメントする

噂 ひとつの噂が投げ込まれ 郵便ポストが破裂した ひとつの噂が尾鰭をつけて 遊泳 … 続きを読む

カテゴリー: 02_詩 | コメントする

三日月

三日月 深遠から伸ばされた手筋が 細い糸のように事切れる 声は虚ろな静寂に溶けこ … 続きを読む

カテゴリー: 02_詩 | コメントする

淵 泥濘に足をとられて淵へ 差し伸べた手に石を握らされ 叫び声に冷飯を詰め込まれ … 続きを読む

カテゴリー: 02_詩 | コメントする