「02_詩」カテゴリーアーカイブ

世界に微笑 病院の待合室で 吼えまくる老女の悲命（ヒメイ） で、本が読めない 苛 … 続きを読む →

てのひら 簡単に嘆くことよりも 喜ぶことを覚えなさい 死ぬことよりも 生きること … 続きを読む →

憧憬 私が　滅茶苦茶だった頃 あなたは静かに現れた 世界が怖くて暴れる私の 頬に … 続きを読む →

叫号 あなたを あなたを必要としている人がいます 今日のことは絶対忘れません と … 続きを読む →

暗闇 目を閉じましょう そこに暗闇はありますか いいえ暗闇はありません 今日の母 … 続きを読む →

ぬけがら 蝉時雨の森で 命がけの優しさに 胸を射抜かれる 繁華街の林で 初めて出 … 続きを読む →

オセロ 白い顔をした介護師たち 包帯まみれのリハビリ患者 誉め言葉の裏側で 黒い … 続きを読む →

籠の鳥 小鳥に自由を与えた 籠の中に入れて 鳴き方を覚えさせ 餌付けをし ラム酒 … 続きを読む →

何も浮かばない部屋 何も浮かばない部屋で 言葉の泡を パクパクさせる魚が 泳いで … 続きを読む →

姫君 かの姫君は ネットと本があれば 生きてゆけるのです 他には何も知りたくない … 続きを読む →