02_詩」カテゴリーアーカイブ

手帳

手帳 その方は通勤電車で 同時刻にいつも 乗り合わせる男性でした メモ帳をお借り … 続きを読む

カテゴリー: 02_詩 | コメントする

赤い部屋

赤い部屋 微睡むことさえ赦されない 赤い電灯の下で 君の舌を引きづりだし 僕は口 … 続きを読む

カテゴリー: 02_詩 | コメントする

傷口から媚薬

傷口から媚薬 躊躇い傷 隠していた 汚れた包帯をひんむいて いっそうのこと 傷口 … 続きを読む

カテゴリー: 02_詩 | コメントする

灯す

灯す 月が空にひとつぽつんとしかない嫉妬に 青い火ひとつ 潮が渦を巻くくらいの感 … 続きを読む

カテゴリー: 02_詩 | コメントする

惜春

惜春 シーツの海に住み着いた赤い蝶が 羽化したサナギを嘲笑い 自由に飛んでいく頃 … 続きを読む

カテゴリー: 02_詩 | コメントする

クロスロード

クロスロード 頬に涙を流し 缶ビール二杯じゃ酔えない 恋にこだわり続けました 骨 … 続きを読む

カテゴリー: 02_詩 | コメントする

調べなさい

調べなさい 貴方が初めて私に手渡したのは 赤い花でした 私が最後に手渡したのは … 続きを読む

カテゴリー: 02_詩 | コメントする

描く

描く たくさんの色を秘め キャンバスは賑わう 桃 卒業式の門出に咲いていた桜並木 … 続きを読む

カテゴリー: 02_詩 | コメントする

月の呪縛

「月の呪縛」 シーツの海で官能の声を張り上げ 貴女はどこへも逝けない薔薇バラの身 … 続きを読む

カテゴリー: 02_詩 | コメントする

「霊感」

「霊感」 増幅する傀儡から 抜け落ちた邪恨の行方が オゾンを侵して 酸性雨から身 … 続きを読む

カテゴリー: 02_詩 | コメントする