02_詩」カテゴリーアーカイブ

不在

夕暮れ時の寒い裏通り 透き通るくらい引き伸ばされた薄軽い  ビニール袋の中には食 … 続きを読む

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し、についての考察

母のことを思う 始発のプラットフォームに立つ時は いつも母に一番近づく 故郷を離 … 続きを読む

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冬の山

この冬の途轍もなく  淋しい苛立ちのようなものを 陽に翳してみると 詩にならない … 続きを読む

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夜の石

夜、池に石を投げた人がいて 石に私の名前が書いてあったと噂した 池に波紋が広がっ … 続きを読む

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望遠カメラ

高級カタログで見た望遠カメラ 小田急線で持っている人を見かけて 少しだけ羨ましか … 続きを読む

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くずのつる

       ※  (君、あの鞄は君に似合うが荷物になるかもしれない。  (なぜ … 続きを読む

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夜の水

夜、蛇口からボトボトと鉄板をたたく音がして 怖くて締める 私の内で溢れ出る苛立ち … 続きを読む

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汚名/恋人の変換

片付けられない部屋に 終われない言葉が散らかって 絶句。 「。」とは、簡単に収納 … 続きを読む

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左手からオアシス

魂が彼女の肉体を超えているのに なぜ人は彼女の囲いばかり 目にして嗤うのか 動か … 続きを読む

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天花粉の丸い小箱にはいっていたのは 祖母や母が立ち切狭で廃品回収に出す前に 切り … 続きを読む

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