02_詩」カテゴリーアーカイブ

揺らぐ街

言葉が厚いナイロンシートの 壁にぶつかって流線形に歪む 喋るのは得意ですが独りで … 続きを読む

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空席

晴れた日の会場内に 用意された百脚の椅子 来賓者、関係者、招待者、出席者、 名簿 … 続きを読む

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マザー・ファッカー

子供をたくさん産んだ 女友達 男を連れた 同級生 女が皆で ぼくの、ママになりた … 続きを読む

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吸殻

吸殻だけが散らばった 歩道の隅に 吸殻だけになった女がひとり 見上げる男の影 さ … 続きを読む

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狼煙

小さな町は大きな街に憧れて  いつも大きな街の姿をテレビで見ていた 小さな町は大 … 続きを読む

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天秤

何も持たなかったはずなのに 多分荷物は重くて 何を詰め込んだかわからないのに 大 … 続きを読む

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あなた方の死骸を埋めると 私が芽を出して育っていく アイ、の呪いはコトバと声を包 … 続きを読む

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花火

私は 地獄通りの道を歩いている 「詩人」という、重荷を下ろせば きっと 地獄通り … 続きを読む

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核家族

家の敷居や襖の線や開閉ドアを隔てて 深い河が流れている 隣の部屋なのに、もう渡る … 続きを読む

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アパート@猫一匹

スズや、スズ、と 呼べば白猫が一匹 呆けてしまった昭和の頭に 鈴の音だけでやって … 続きを読む

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