「02_詩」カテゴリーアーカイブ

恋 近寄りすぎると 重くなる 離れすぎると 消えてゆく 一滴の雫 詩と死の間に … 続きを読む →

情け知らず 発ち急ぐ想いに身を委ね 荒波に浚われるまま 自己処罰繰り返しても 我 … 続きを読む →

黙殺 飲み込んだ電車が 身構える集団の 溜め息を芯から奪う 今日も満室部屋で 円 … 続きを読む →

あまたの人へ 阿僧祇の次の位の数多の星よ 輝き続けよ 薄汚れた街に染まることなく … 続きを読む →

お話し 今日の絵本は何物語 千夜一夜の恋物語 宇宙飛行したライカ犬の夢 国創りの … 続きを読む →

静寂 この夜のむこうがわに 夢みる哲学者 この夜のむこうがわに 踊り疲れた悲しい … 続きを読む →

海月 海の導き 月は十六夜 潮の満ち引き 恋は駆け引き 高波に打ち寄せあげられた … 続きを読む →

指 男と女の間に 指 荷物を背負う為の フライパンを持つ為の あるいは 抱き寄せ … 続きを読む →

糸 この糸をたぐりよせれば 貴女の髪にたどり着く 濡れた髪に触れたとき 後ろ姿で … 続きを読む →

波乱 あなたは 私を攫う波 何度も何度でも 突き上げては 狂い落とす 絶頂の高波 … 続きを読む →