02_詩」カテゴリーアーカイブ

花宵道中

花宵道中 夜の宴 舞うよ 花弁 桜は満開 されど 青紫の痣の悲しみは 風花に染め … 続きを読む

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ゆりかご

ゆりかご 私ににさしのべられた手のひらは 真っ直ぐな炎をひた隠しに冬の枝先に結ん … 続きを読む

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のこすもの

のこすもの 僕が君に遺すもの 変な紙切れの束ひとつ 僕が君に遺すもの インクとち … 続きを読む

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セピア色のビーナス

セピア色のビーナス 誰もいない絵画教室には 色褪せた口づけが置いてある 僕が初め … 続きを読む

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パンドラの罠

パンドラの罠 髪の毛 手の平 唇から媚薬 まばらな光 神が死んだ約束の日 繋いだ … 続きを読む

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命のリレー

命のリレー 無意識に動くものなど何もない この指にすら先祖の意志が刻まれている … 続きを読む

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遮断

遮断 医療事務の女性が着けるマスクは 認知症患者と口を聞かないために 薬品商談の … 続きを読む

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たくさんの

たくさんの たくさんのロングスカートを買ったんです エイチ・ナオトの黒いスカート … 続きを読む

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親愛なる王子様へ

親愛なる王子様へ 入社したての私は紺のジャケットと地味な白のブラウス 黒いタイト … 続きを読む

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散歩道

散歩道 人は死んで名を残す 鹿は死んで皮残す だからお前も何かで名を残せたらね … 続きを読む

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